カタラーゼ

愛知の20代男がなんか語っとる・・・

SNS「ニシキゴイ」を味見し続ける

味見先生とよばれる今日この頃。
おはこんばんちわわ、かたらぜです。

また、ニシキゴイです。

 ↓関連

俳句SNSの「ニシキゴイ」を味見 - 語ラーゼ

ハマってますね。ええ、ハマっているともさ。
それだけ、俳句るには良いツールなのサ。
んだので、もっと魅力を伝えるからさ、
ちょっと聞いておくれよ。頼むよ。

俳句みせてよ

みせます、みせますともほら

我々の目には燃え尽きているように見える流れ星。
もしかしたらそれは真理の世界へ移行している最中なのでは!?
という句。

消波ブロックが使いたかった句。
テトラポッドと言いたいが、あれは商品名なので・・・。

株式会社 不動テトラ/Fudo Tetra Corporation


ブロックに海水でペタッと枯れ葉が貼りついているのを、
表現したかったけども、うまく言えず。
自分がしがみついちゃった。

これはシンプルに。
鼻曲がり鮭の荒々しさを表現したかった。

これはちょい人気。
金属と夜寒の組み合わせ!
金属の冷たさと気温の冷たさが伝播するような句を目指した感。

これは今のところ「をかし」が多い句。
鬼とは漢文・漢詩では死者の亡霊、幽霊を指す。
夜の不安にさせるような寒さには・・・?
ホラー俳句、味見してみてください。

いかがでしょう。
ニシキゴイ。めちゃ創作意欲湧きますよ!
季語のお題や、「思ひ人」などテーマのお題もあって
作りたくなったら、パッと軸足が決められる。
軸足が決まるだけで、一句すぐできるかといわれたら・・・
まぁ、できるっちゃあできるっ。

さてさてもっと作るぞ!
はいおわり

 
寒い地域の酒がウマイウマイ・・・

 鯉が跳ねているような絵

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ハロウィンだしコスプレという安直な記事でメンゴメンゴ

ハロウィンだし、僕のコスプレを晒そう。

かたらぜです。

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※ボクです。

ガスマスク!!
ほとんどレンタル物で、
私物はシャツとズボンくらい・・・
衣装製作の方と撮影していただけた方の手腕が
巧みなことにより、カッコよく撮っていただけた次第。
ありがとうございます!!!!!!
日本蒸気博覧会
というイベントで撮っていただきました。

日本蒸気博覧会とは!?

https://www.japan-steampunk.com/home

↑これが公式サイトですよ。

スチームパンクっちゅうのは、SFモノのジャンルの一つ。
SF作品でも蒸気機関が広く使われる世界観。*1
(作品たちの中には現代的なテクノロジー、今を超越するモノも!)
ギラギラの歯車、煤煙った蒸気、縦横無尽の配管!
錆色鈍色をした機械たちがガッショガッショと活動!
日本蒸気博覧会とはそんな世界に魅せられたクリエイターたちの展示会であります。
最近だとスチームパークと銘打って、東京でも開催。アツいぜ。

3年前に奇特な友人に紹介されて、ウキウキと見物していたのが懐かしい。

にしてもだ。

何度もスマホのカメラロールに表れる
コス画像を見ていると思うことがある。

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なんか中ボスっぽい。

嬉々として、これ俺!これ俺!と見せると

少年ジャンプの4話目あたりにでるザコ
RPGに出る変化球性能の中ボス
自分の有利な場所でしか戦わないヤツ

等々出るわ出るわの残虐ワード。
なぜ、卑下するときだけ語彙力が高いのか。
自分の中ではWoooo!Cool!って興奮してたのに。

せっかくだし、次にしてみたいコスプレを発表。

えと、これです・・・・

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おわかりでしょうか、
ヘル・ミッショネルズの右の奴!!
です!!!!!!!

わが人生のバイブル「キン肉マン」に登場する
メッチャクチャに超強いタッグ、ヘル・ミッショネルズ!
ええ?白黒だから、この二人の衣装の違いがわからない?
右のマスクは赤、左は緑なんでちゃんとちがいます。

後々、ストーリー進むとこの衣装脱いでしまうけれども、
このコスプレをしたいしたいと思い続けて早3年。
ただタッグパートナーが見つからない。
僕にとってのビッグ・ザ・武道が見つからない。
グフォフォフォフォフォとか笑いながら歩きたいのに。

あ~あ、いねぇかなぁ俺にとってのビッグ・ザ・武道・・・
はいおわり

 

 

*1:

スチームパンク - Wikipedia 2018年10月30日確認

俳句SNSの「ニシキゴイ」を味見

かたらぜでし。

しっかし、私のアンテナもまだまだだね。
こんなアプリがあったのを知らずにいたなんて。
アマイアマイ。

 

俳句と写真のSNSということで早速、味見。
簡潔に言おう。楽しい。
スマホカメラで撮った画像を背景とし、
自分の俳句をそこに載せることができる。
しかもすばらしいことにフォントも選べる。
おどろおどろしい句ならコレ
かわいい句ならコレ・・・という風に。

Twitterに連携することでツイートも流せる。

これでハッシュタグミスに困惑されることはなくなった。
(ミスるととても恥ずかしい感じがするのはなぜやろ???)

ちなみに「ニシキゴイ」のアプリ内では、
「いいね!」ではなく「をかし」がつく。
古文単語で「趣深い、趣がある」という意味。
明るく知性的な美しさがあるね、ということを表している。
このようにアプリの世界観に準拠したUIになっていることも
まさに「をかし」である。

ほかにも、フォローとフォロワーが
師匠と弟子と表示されているのもおもしろい。
師匠の句がタイムラインに優先的に表示されるようになるぞ。
デジタライズされた師弟制度に近代ロマンを感ずる。

私の使い方として
ふと浮かんだ句を投稿して、反応を見ながら句の推敲に取り掛かるのが
基本の流れ。
句の背景、状況、メッセージを100文字以内で残せるのもGOOD。
文字数100なのも語りすぎないためですね。
語りすぎると鑑賞者と詠み手に解釈の溝ができてしまうからだ。

語るべきは
写真・句・メッセージのみ。
無味乾燥のネット時代に
情緒の風を吹き込むぜと言わんばかりの
SNSアプリ。
自由な句が多く見られて、
眺めるだけでも楽しめる。
本心としては、作ってもらったほうが
句のレイヤー構造を解き明かせるので鑑賞のレベル
が上がるのでオススメ。
私は妄想俳句暴走俳句垂れ流しています。

この句なんかもう、どこかに怒られても仕方ないのでは?

ちょくちょく作っていこう。

はいおわり

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ニシキゴイのアイコン書いたらすごいアバンギャルド

ダーツ×俳句を味見(句の付録付き!)

dぅーん!かたらぜです。
最近ダーツが面白い。二年前からやり始め、
ちょくちょくバーやネカフェで練習練習。
ただ一人でやるより、うまい人と投げるのが上達には役立ちますな!

つぅことで一句!

 

句作の状況

うううううんんんn
入らない!真ん中に!!ブルに!!!
もっとパシパシスッパリポン!と刺したいのに!!
入らないブルは無いのも同然!!
ということで季語に無月なりを起用。
三度、矢を放てど、射れぬ月=三投しても入らぬブル

求めても求めても入らないブルに
思わずダーツマシンと二年やってこれ・・・?というダーツ歴に
たじろいでしまう。そのヤラレがメンタルと矢に表れた。
という句になっております。

一時期、ダーツに関係した職に就いていたためか
プロのプレイやプロ並みの一般の方のプレイを見ているため
「はやくうまくなりたい」「かっこつけたい」
「勝負挑まれたときにがっかりさせたくない」
「できれば勝って一杯おごってもらいたい」
という意識がないまぜとなっている。
季語でなく動詞で表したい気持ちを感ずれ。

理想的な・・・
ダーツとは再現性のスポーツだと考えていて、
「ブレのない体感覚と揺るがぬ精神性による再現」
これをどの高みまでもっていけるか・・・。
ただし、ヒトの体である以上は「ブレがない」というのは
ありえないことで、ヒトの体は存外自由には動いてくれない。
いつものフォームで投げてるつもりでも
他人の目から見ると「リリースが遅くなってる」と言う風に・・・
体調など状況によって、自身のプレーを調整できるのも
実力の内ではあるかな、と。
それが功を奏すかは結果に委ねるしかないけれども。

 

ブルの音が俺を蘇らせる

ただこれに尽きる。
ブルの音はプレイヤーを蘇らせ、オーディエンスを湧かせる。
規模の広い大会でも、ひっそりと立つバーでも
この音は人を湧かせる。いっぱい鳴らしたい。
三回連続で鳴らしたい。
あのブルを鳴らすのはあな~た~!
とかそんなことを考えながら投げてるとこうなるわけだ。

なんとまぁ、出したがりの貼りたがりぃ。
人の感情の振れ幅を表現するとなると
やはり俳句がすっきりしてて気持ちがいい。
ダーツと同じく、トライアンドエラーがたくさんできるし。
格闘ゲームのトレーニングモード(通称トレモ)に、
ずっとINしてしまうのもまさにこれ。
いっぱい失敗して、「こうかな?」「これがあかんのかな?」
「こうすると具合がよろしいな」という試行錯誤で、
「できる」というのが増えるとそれそれは楽しいことでありますな。
ぜひぜひ、ダーツ人口と俳句人口増えてほしいなぁと思う次第。

はいおわり

 
私の愛用のバレル(ダーツの重心、軸にあたるパーツ)

 

プレバト×俳句×見よう 金秋戦!ポストはむずいぞ後編

さてさて後編。
前編はこの記事でござます。

句はキスマイ横山さん、ノンスタ石田さんです。

fuseki01.hatenablog.com

 
では続きを!

 

中田喜子さん

ポストへと合鍵返し秋夕焼
添削後
合鍵はポストに返し秋夕焼

「入れる」でないところに、「返す」になっているのがキモ。
返すでなく、返しになっているところがとてもいいなと思っていて
キッパリと返すかいづれ・・・という気持ちがあるのか。
ただ秋夕焼とから心残りは見える。
添削後は、先に合鍵を登場させて限定の「は」にする形に。
合鍵以外の荷物はまとめてある、そして住居に返すのは合鍵
というちっぽけであり、重要物だと。
返すシーンの切なさが表れている。

秋夕焼が字面で切なさ溢れているからか、状況のフォーカスに
俳句力あらわれるんだよなぁ。つくりやすいんだけどね。

 

フルーツポンチ村上さん

無月なり紙ナプキンの置き手紙
添削なし

小さいドラマ語らせたら、ほんとやばいな!!(いい意味)
無月なりで止めて、喫茶店の机上の状況描写。
無月は空が曇って月が隠れている様子の季語。
見えないところに趣深さを感じるのが、まさに日本人的。
その「いない」月に「置き手紙」の対比は超ベリグッド。
世界観作るのが上手すぎる。
番組では、村上さんは
そこで会うはずなのに会えていない、いるはずなのにいない。でもいた!
と発言していて、まさにここに句の良さが集約されていたように思う。
作品集まってきたら句集でも出版してほしい。
お題の郵便ポスト・・・は置き手紙との関連語ということかな?
ついでに添削なし!ってほんとスゴイ!!!

~おまとめ~

今回の前後編の記事。
8人中4人の好きな句を取り上げましたよ。
とくに村上さんの句はほんとに詩的であり俳句的。
ほかにも状況のフォーカス、二物衝撃(取り合わせ)と
大事な部分がいろいろ見えてくる回でしたとさ。
はいおわり

 
↓秋の味覚と焼酎がおいしい季節ですねぇ

櫻の郷酒造 無月 匠 芋 37度 720ml [宮崎県]

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プレバト×俳句×見よう 金秋戦!ポストはむずいぞ前編

 2018年9月27日の放送です。
はいはい、かたらぜです。
前・後編に分けさしてください。

そいでは
気になった俳句でもチェックしていきましょうかね。
過去記事に共通してる問題点もでてきたことだし。
そんなわけでお題の郵便ポストから3人の句の鑑賞をする。
みていきましょう。

 

 

 キスマイ横山さん

ニュータウンの剥げたポストや降り月

添削後
ニュータウンの剥げたポストや月清か

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ちょうど出かけ先で見かけて、

ニュータウンと古いポスト、そして季語の並びは割とあるあるな俳句。

ただ降り月はその陳腐さに拍車をかけてしまった感触。
満月から降りていく月じゃ、剥げたポストと被りすぎてうるさい感じがする。
新しい街と古きポストとピークを去った月。うん、バランス悪し。

ここで大事なのがこれなんですな。

番組中で言われていた「取り合わせ」もとい「二物衝撃」。

fuseki01.hatenablog.com

 
この用法がキモになった添削でした。
3つでなく2つにして、月はその二つを俯瞰するようにして、
季語をそこにあてる。そうすれば月によって、世界観に奥行きが出る。

 

ノンスタイル石田さん

秋の雨投函口に残る指

添削後
秋の雨 投函口に たじろぐ指

これは”残る”つっこまれるよな~と思いながら
締め切りが来た感じでしょう。
ただ残るではなく、「たじろぐ」にすれば指の細かな動作に
ギリギリで踏ん切りがついていない心情が表れる。
いろんな動詞を手札にもっているのはさすが先生。
動詞の重要性がわかる句と添削でした。

語彙力向上委員会を発足せねば(1人)
動詞ボキャブラリーの鬼!
はたして・・・
はいおわり

 いろんな褒め言葉(ホメブラリー)もっておきたいね

褒め活 ― 褒め言葉はタダでできる最高のプレゼント

褒め活 ― 褒め言葉はタダでできる最高のプレゼント

 

 

 

本文!ルバイヤートにはキツいこの世の中から少し救い出してくれる力があぁぁぁぁぁる!

告知記事にのっとり!! 

fuseki01.hatenablog.com

 

とうとうこの世の中に必要になってきたんじゃないか。
この本が!!!
毎度おなじみ流浪のかたらぜです。
どうぞよろしく。
さぁ、まとめたぞ。ぜひ一読を!
でもこの動画↓の方が、内容は絶対いいぞ!

 

 

 

・作者(とされる)ウマル・ハイヤームについて

ウマル・ハイヤーム(1048~1131)について少しご紹介。
いうなれば、この方はペルシャレオナルド・ダ・ヴィンチ*1
数学・哲学・天文学に通じ、
今よりも正確な暦を作ったとんでもない御仁である。
日々の仕事終わりに詩作をしていたし、酒も大好き。
作った詩には無常観、刹那主義がドンドン見える。

ルバイヤートの内容と魅力をちらみせ

ルバイヤートには情緒的で厭世的な詩が多くある。
その中でもイイヤツを紹介しましょう。3つほど

宇宙の真理は不可知なのに、なぁ、
そんなに心を労してなんの甲斐があるか?
身を天命にまかして心の悩みはすてよ、
ふりかかった筆のはこびはどうせ避けられないや。 

今日こそわが青春はめぐって来た!
酒をのもうよ、それがこの身の幸だ。
たとえ苦くても、君、とがめるな。
苦いのが道理、それが自分の命だ。 

 歓楽もやがて思い出と消えようもの、
古き好をつなぐに足るのは生の酒のみだよ。
酒の器にかけた手をしっかりと離すまい、
お前が消えたって盃だけは残るよ!

 

・酒、朋友との親和性


なんとまぁ酒の魅力に満ちた詩だろうか!
どことなく、詩のテイストが
李白漢詩”月下独酌”を思わせ、
非常にお酒と友人が欲しくなる。

酒を酌み交わしたくなる詩が多いことから
イギリスから始まり、アメリカにもわたり・・・。
万国共通な文脈を持った詩集だといえましょう。

・俳句とのシナジー

詩という体系からか、これまた調べがいいんですな。思わず口ずさみたくなる言葉遣い。

これがまた、俳句とどういったシナジーが見込めるかと言うと!
この四行詩というものは俳句と比べて、文字数が多い。
それにより、訴える内容が増え、濃さが増すわけだ。
そして、読んでみるとなんかこれ聴いたことあるような調べだな、と
私は感じたわけだ。
これは作り手が見た情景や情感を他者に説明する状況によく似ている。
プレバトではおなじみ、
句が発表されたのち夏井先生が問うて、作者がそのときの想いを述べる段である。
これに四行詩はよく似ている。
「だれか」の五感を「自分」が感じ取れるのだ。
つまりは、ルバイヤートを読み込むことは自分の中に新たな視点を
取り込むことにとても役立つ・・・かもしれない。
まだ私はその途にある。相乗効果でヨクなろう。

・なんで今読むのさ?

気持ちが沈むニュースが毎日のように流れるじゃないですか。
みんな疲れてるってのにさ。
そのせいでグチッちゃったり、弱音吐いちゃってりして、
そんな自分がイヤですなぁ、なんて思ったりして。
まぁ私なんですけど。
そんなとき、ルバイヤート
どうせこの世は流れるものだし、酒でも飲んでさ、ラクにいこーぜ。
と肩をたたいてくれるわけですわ。
なんていいヤツなんだ!

なのでみなさんもね読んでほしいなぁとおもうわけでさ。ね。
ぜひぜひね。
ルバイヤートめくりながら、酒の味に舌鼓打つのも良いのではないでしょうか。
はいおわり。

 

・ よい書籍

ルバイヤート (岩波文庫 赤 783-1)

ルバイヤート (岩波文庫 赤 783-1)

 

 

 この漫画にもルバイヤートの話が載ってます。
賢くなれる漫画CMB、オススメ。

 

*1:ルバイヤート/岩波文庫/発売1979年9月17日