カタラーゼ

愛知の20代男がなんか語っとる・・・

プレバト×俳句×見よう 金秋戦!ポストはむずいぞ後編

さてさて後編。
前編はこの記事でござます。

句はキスマイ横山さん、ノンスタ石田さんです。

fuseki01.hatenablog.com

 
では続きを!

 

中田喜子さん

ポストへと合鍵返し秋夕焼
添削後
合鍵はポストに返し秋夕焼

「入れる」でないところに、「返す」になっているのがキモ。
返すでなく、返しになっているところがとてもいいなと思っていて
キッパリと返すかいづれ・・・という気持ちがあるのか。
ただ秋夕焼とから心残りは見える。
添削後は、先に合鍵を登場させて限定の「は」にする形に。
合鍵以外の荷物はまとめてある、そして住居に返すのは合鍵
というちっぽけであり、重要物だと。
返すシーンの切なさが表れている。

秋夕焼が字面で切なさ溢れているからか、状況のフォーカスに
俳句力あらわれるんだよなぁ。つくりやすいんだけどね。

 

フルーツポンチ村上さん

無月なり紙ナプキンの置き手紙
添削なし

小さいドラマ語らせたら、ほんとやばいな!!(いい意味)
無月なりで止めて、喫茶店の机上の状況描写。
無月は空が曇って月が隠れている様子の季語。
見えないところに趣深さを感じるのが、まさに日本人的。
その「いない」月に「置き手紙」の対比は超ベリグッド。
世界観作るのが上手すぎる。
番組では、村上さんは
そこで会うはずなのに会えていない、いるはずなのにいない。でもいた!
と発言していて、まさにここに句の良さが集約されていたように思う。
作品集まってきたら句集でも出版してほしい。
お題の郵便ポスト・・・は置き手紙との関連語ということかな?
ついでに添削なし!ってほんとスゴイ!!!

~おまとめ~

今回の前後編の記事。
8人中4人の好きな句を取り上げましたよ。
とくに村上さんの句はほんとに詩的であり俳句的。
ほかにも状況のフォーカス、二物衝撃(取り合わせ)と
大事な部分がいろいろ見えてくる回でしたとさ。
はいおわり

 
↓秋の味覚と焼酎がおいしい季節ですねぇ

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