ゲーム×俳句を味見
かたらぜですよ。
以下の記事でやった句が思ったより楽しい。
『梅雨明けや リアル貫く 波動拳』
自分の中にある断片を寄り合わせて、出来上がった句。
ゲーム×俳句=ゲーミング俳句
と勝手に呼称している。
色々作ってみると、
季語とゲームの言葉の組み合わせに
苦戦したりして、おもしろい。
五感を働かせ、在る要素にフォーカスして句を作る。
この五感をゲームに働かせてみたわけです。
するとあら不思議。
季語の受け入れる言葉の容量に、感嘆するばかり。
季語と必殺技(ゲーム中)の取り合わせがとても気持ちよくハマる。
作り手としては、うまくハマるのは精神的な高揚をもたらす。
ただ、弱点としてゲーミング俳句は
バックボーンがゲームであり、そのゲームをやった人でなければ、
まるで季語も言葉も意味を為さない脆弱性を秘めている。
秘めているというよりはダダ洩れだ。
作品としてはの強度は0だということだ。
ただのエゴによる作品・・・
ゲーミング俳句は応募に使うことは全く考えていない。
ただの『自分をゴキゲンにさせる薬』という位置づけ。
季語とゲーム内行動を取り合わせる。
その面白さをなんとかして文字に起こすこととする。
例えば、
格闘ゲーム『ストリートファイターV』×春の俳句
春の句
『トリガーは 逆襲の芽よ 山覚める 』
ちなみんトリガーとはこれです。
簡潔に言うと、ある条件下でキャラがパワーアップするシステム。
古代の戦士ネカリさんの場合はこう。↓
ストリートファイターVの大会では、
このトリガーによって、逆転劇が起きたりして、非常に刺激的。
海外の大会ではもう、
オアアアアアアアアアッッゥホーホッホーーーーゥ!!jふぃじょjそりjg!!
みたいなゴキゲンな温度を感じます。僕もです。
ただ「逆転」とは、
不利な状況に置かれてこそ起こる状況。
格闘ゲームにおいて、
その不利な状況というと
しゃがみガードをしている状況。
まさにその姿は『眠る山』のよう。
そこから、一転攻勢!一気呵成に
トリガーを発動して、逆転を決める!!
まさに、『山覚める』がごとくっっ!
そんな試合を見て出来たものが
『トリガーは 逆転の芽よ 山眠る』
ん~ん
いい句ができたものだ。
山眠るの語順と用法に少し違和感はあるが、
時間が俺に気づかせてくれるさ・・・
はいおわり