カタラーゼ

愛知の20代男がなんか語っとる・・・

時給12億円のニート参上!を味見

はい、わたしです。

変な本を読んだので感想を書きます。

 

読後に感じたことを一言でいうならば。

「漫画のドラえもんに出る”ドラえもん”を ”無限に金が出る財布”に置き換えた小説」*1

てな感じ。

とにもかくにも無限の金かねカネで、物語がスラスラ進む。

あまりにもアケスケに都合よい展開はさすが”なろう系”ノベルの特徴といったところ。

 

・あらすじとしては。
なろう映画を観た帰り道、無限に金が出る財布を拾ったことでラーメントッピング全部のせ、キャバクラで豪遊、コーディネーターを雇って服を見立ててもらう、いきなり豪邸を買う等々の贅沢をしていく主人公。そこで人助けのために無限のお金を活用しようと考えた主人公は・・・
という風合い。
※そもそも拾ったなら交番なりに届けろよ。と思うでしょうがあえて!ここではその指摘をスルーします。

 

・最後まで読んだ感想
最後まで読むのに多く見積もって1時間程度。
どう?と聞かれたらタンパクな「面白かったです」くらい。
消費しましたくらいの「おもしろかったです」程度。
会話のタネくらいにはなるかなくらいの本。
人にオススメまでするかと言われると微妙である。

なんというか、
思った通りの展開すぎてあまり驚きがないからそれくらいの感想しか出ぬ。

驚いたのは性の欲情方面における主人公の自己を律する力くらい。
3回くらい「ここまでさせてなぜ抱かぬ?」と思いました。うむ。
人間関係に対して慎重になっているという説明はあるけれどもね。
にしては
主人公の(気に入った)女性に対するこなれ感が鼻につくのは金があるからか?
ムムム

 

・この本との付き合い方

この本を読むときの姿勢としては、
テレビ番組でよくある「セレブの一日大密着」くらいの姿勢で読むのが吉。

とにかく頭は働かせず、素直に「おおーすごいなぁ」くらいで読むといいかと。
しかし逆にいちいち突っかかって読むのもひとつの楽しみ方でもある。
すきにしましょう。はいおわり

 

 

 

 

*1:他作品に例えるのはあまり良くないけどね。。。

ビジネス劇画”鯨魂”を味見

どうも、梅雨でじんわり。私です。
この記事に挙げてる一冊を取り上げる。

 

fuseki01.hatenablog.com

 
読みました。劇画。
なかなかハードでした。
この”鯨魂”は・・・。
ハードすぎてサムネが圧い。

 

この表紙絵の主人公。そう、剛腕実業家主人公なのだ。

見た目どおり傲慢で面の皮が厚く、体格は大きく計算高い頭脳を持ち合わせている。

まさに劇中の職業どおり、ワンマン社長だ!と言わんばかりの見た目。

語尾がだいたい「〜だから!」「〜なんだから!」

笑い方は「クケッ、クケッ、クケッ」と人間というより妖怪のような不気味さ。
不気味な場面はほかにもたくさんある。解けた知恵の輪を買い占め、その墓を作り埋める等。

ただ、不思議なことに中盤辺りから終盤にかけてこの主人公"銭貫 一二三"に対して愛しさと似たような感情が生まれる。

企業のトップとして弱みを見せられない辛さや守り抜かなければならない弱み、
そしてそれが白日の下に晒されたときのショック。
ごくごく限られた場所のごくごく限られた人間にしか見せられない姿。
それでも立ち上がり、目の前に現れる競合企業に力強い姿を見せつける。
実業家としての強さ弱さ、優しさと悲しさ。
終盤にさしかかる作者自身のナレーションも加わり、

いっそう主人公"銭貫 一二三"はストーリーを盛り立てていく。

 コマ割りや言い回し等、構成も素晴らしく
非常にテンポが良く仕上がっている絶品漫画だ。
ヘヴィな企業バトルが見たいビジネスマンにはうってつけだろう。

・・・

イマドキこんな社長見られないけど、たぶん知らないだけでいるんだろうなぁ。
はいおわり

インスピレーションだけで買った本を味見しています

どうも、この僕です。

 

本屋やら図書館やらアマゾンやら人の知恵やら
いろんなものを取り入れたうえで
インスピレーション働かして、買った本たちを並べやす。
全て未読&読書中。

・THE COMIQ

 かの有名な漫画"遊☆戯☆王"を描いた高橋先生の作品。
iPadで描かれた作品らしい。読んでいこう。

THE COMIQ (ジャンプコミックス)

THE COMIQ (ジャンプコミックス)

 

 

うつ病9段
ニュースなどでうつが問題提起されてることがしばしばあるので、
それがプロの世界、しかも将棋だとどう発症するのか気になった。
私の棋力は将棋は駒の動かし方がわかるくらい・・・

 

 

・ヤクザの幹部をやめて、うどん店はじめました。
タイトル一本釣り。
昔のネット黎明期時代に
「ヤクザだけどクッキー焼いたよ( ´∀`)」みたいな言葉が、
あったのを思い出す。買い。

 

ヤクザの幹部をやめて、うどん店はじめました。 極道歴30年中本サンのカタギ修行奮闘記

ヤクザの幹部をやめて、うどん店はじめました。 極道歴30年中本サンのカタギ修行奮闘記

 

 

・鯨魂
こちらはKindleUnlimitedから。
表紙がい~い顔してる。絶対悪いひとだこれ。偏見!
しかし絵が好みだったので、即ダウンロゥド。
ビジネス漫画なのかな。

 

鯨魂1

鯨魂1

 

 

さてさてジャンルもごちゃごちゃ。
買えばニタニタ。財布はカラカラ。
なにから読んでいこうか。
はいおわり。

去年(2018年)出会ったマンガ5冊を選んだ。だけだ。

タイトルで数を限定したことにより、苦しんだ。
どうも僕です。

 

1.ジャガー

タイトルでやられた。直球勝負大好き。

ヒーロー物…でいいんでしょうかね。

壊人(カイジン)というのが悪役。

キチガエルという寄生蛙が人の身体に入った時、欲望が爆発し壊人となってしまう設定。

しかし、自我を保った壊人なんてのもいる。それが警察官である主人公。

ぶっぱなしたい意欲!

 

ジャガーン(1) (ビッグコミックス)

ジャガーン(1) (ビッグコミックス)

 

 

 

2、概念ドロボウ

イカれたダーツ漫画「エンバンメイズ」の作者田中一行先生の次回作がこれ、「概念ドロボウ」。

この方の書く人物の表情やら胡散臭さがものすごくツボ。かと思えばめちゃめちゃ主人公がしっかりカッコイイ!

けっこう表情コロコロ変わる感じいいんだこれが。

 

概念ドロボウ(1) (アフタヌーンKC)

概念ドロボウ(1) (アフタヌーンKC)

 

 

3、むこうぶち

セールで破格な安さだったし麻雀好きだしということで買った漫画。主人公を様々な負け方をすることになる敗北者どもの視点から見た息の長い作品。

一気読みすれば絵柄の変わり具合も楽しめる。

にしても麻雀漫画って息が長いよなぁ。

 

 

4.血と灰の女王

マンガワンという漫画アプリがありまして、

そこで絵柄に惚れ込み、読んでみたら・・・
めちゃくちゃ好き。なんといえばいいのやら、
千の言葉を謳っても、万のことばを綴っても足りない面白さ。
そして激しさ、何度読んでも「あっ、なるほどなぁ」となる。

さらに言いたいのは1巻表紙のドミノ様は上司の鏡。

絵柄はグロい、シグルイとか好きな人はチェックしているだろうなあ。

血と灰の女王(1) (裏少年サンデーコミックス)
 

 

 

5.圕の大魔術師

絵が美味すぎる、いや上手すぎる。

1巻で3000円くらい取ってくれてもいい。

イラスト集とか欲しくなりますね。

本の魔力ってありますよね、リアルでも。

主人公がデカい丸太を運ぶシーンは、成長に喜んでしまう。心も体も大きくなったのね…!

 

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このブログとは別で、自分用の日記を付けている。その中でいかにもリキ入って感想書いてるな!という漫画をピックアップして、今記事としたわけで。

更新したい気持ちと整理したい気持ちを同時処理できてまさに一挙両得!

はい終わり

『うらおもて人生録』is 人生のバランス感覚

 読書したかたらぜです。
また、これこれ!という本を見つけたのでご紹介。

 

うらおもて人生録 (新潮文庫)

うらおもて人生録 (新潮文庫)

 

 色川武大先生のうらおもて人生録。
ジャンルは・・・エッセイでしょうか。
ひとくくりにしがたい大事なことが色々書かれていますので。
これは何度も読み返すことになる本でしょう。*1

手短に好きな部分を3つ。

・読み進めていくと、独特な文体に惹かれます。
・世間から離れた者の"人生"においてのバランス感覚を養えます。
・他者との”輸出”、”輸入”に関して学べます。

”輸出”と”輸入”とは、
この本における色川武大先生の言語センスによるもの。
なので辞書的な意味とは異なります。
ここで語るには、もったいない。
なにをいうんだたわけが、と言われるかもしれませんがもったいないのです。
ぜひ、読んでいただきたい。
はいおわり

Kindle版がないんですよねぇこの本。

*1:何度も読めるのは名作の必要条件だよね

本文!ルバイヤートにはキツいこの世の中から少し救い出してくれる力があぁぁぁぁぁる!

告知記事にのっとり!! 

fuseki01.hatenablog.com

 

とうとうこの世の中に必要になってきたんじゃないか。
この本が!!!
毎度おなじみ流浪のかたらぜです。
どうぞよろしく。
さぁ、まとめたぞ。ぜひ一読を!
でもこの動画↓の方が、内容は絶対いいぞ!

 

 

 

・作者(とされる)ウマル・ハイヤームについて

ウマル・ハイヤーム(1048~1131)について少しご紹介。
いうなれば、この方はペルシャレオナルド・ダ・ヴィンチ*1
数学・哲学・天文学に通じ、
今よりも正確な暦を作ったとんでもない御仁である。
日々の仕事終わりに詩作をしていたし、酒も大好き。
作った詩には無常観、刹那主義がドンドン見える。

ルバイヤートの内容と魅力をちらみせ

ルバイヤートには情緒的で厭世的な詩が多くある。
その中でもイイヤツを紹介しましょう。3つほど

宇宙の真理は不可知なのに、なぁ、
そんなに心を労してなんの甲斐があるか?
身を天命にまかして心の悩みはすてよ、
ふりかかった筆のはこびはどうせ避けられないや。 

今日こそわが青春はめぐって来た!
酒をのもうよ、それがこの身の幸だ。
たとえ苦くても、君、とがめるな。
苦いのが道理、それが自分の命だ。 

 歓楽もやがて思い出と消えようもの、
古き好をつなぐに足るのは生の酒のみだよ。
酒の器にかけた手をしっかりと離すまい、
お前が消えたって盃だけは残るよ!

 

・酒、朋友との親和性


なんとまぁ酒の魅力に満ちた詩だろうか!
どことなく、詩のテイストが
李白漢詩”月下独酌”を思わせ、
非常にお酒と友人が欲しくなる。

酒を酌み交わしたくなる詩が多いことから
イギリスから始まり、アメリカにもわたり・・・。
万国共通な文脈を持った詩集だといえましょう。

・俳句とのシナジー

詩という体系からか、これまた調べがいいんですな。思わず口ずさみたくなる言葉遣い。

これがまた、俳句とどういったシナジーが見込めるかと言うと!
この四行詩というものは俳句と比べて、文字数が多い。
それにより、訴える内容が増え、濃さが増すわけだ。
そして、読んでみるとなんかこれ聴いたことあるような調べだな、と
私は感じたわけだ。
これは作り手が見た情景や情感を他者に説明する状況によく似ている。
プレバトではおなじみ、
句が発表されたのち夏井先生が問うて、作者がそのときの想いを述べる段である。
これに四行詩はよく似ている。
「だれか」の五感を「自分」が感じ取れるのだ。
つまりは、ルバイヤートを読み込むことは自分の中に新たな視点を
取り込むことにとても役立つ・・・かもしれない。
まだ私はその途にある。相乗効果でヨクなろう。

・なんで今読むのさ?

気持ちが沈むニュースが毎日のように流れるじゃないですか。
みんな疲れてるってのにさ。
そのせいでグチッちゃったり、弱音吐いちゃってりして、
そんな自分がイヤですなぁ、なんて思ったりして。
まぁ私なんですけど。
そんなとき、ルバイヤート
どうせこの世は流れるものだし、酒でも飲んでさ、ラクにいこーぜ。
と肩をたたいてくれるわけですわ。
なんていいヤツなんだ!

なのでみなさんもね読んでほしいなぁとおもうわけでさ。ね。
ぜひぜひね。
ルバイヤートめくりながら、酒の味に舌鼓打つのも良いのではないでしょうか。
はいおわり。

 

・ よい書籍

ルバイヤート (岩波文庫 赤 783-1)

ルバイヤート (岩波文庫 赤 783-1)

 

 

 この漫画にもルバイヤートの話が載ってます。
賢くなれる漫画CMB、オススメ。

 

*1:ルバイヤート/岩波文庫/発売1979年9月17日

プロログー:ルバイヤートにはキツいこの世の中から少し救い出してくれる力があぁぁぁぁぁる!

どうもかたらぜです。

ルバイヤートという本にハマっています。
四行詩がまとめられた本。

ルバイヤート (ワイド版 岩波文庫)

ルバイヤート (ワイド版 岩波文庫)

 

 
取り急ぎ、読んでいただいている方にご報告。
お品書きとしては、
・四行詩の魅力
・酒との親和性
・俳句とのシナジー
・今読む重要性(日常の観点から)

ルバイヤート記事は
1週間程度、お待ちを。